top of page

令和最初の遠吠え

更新日:2019年9月2日

こんにちは。ハウルストリートです。


さて、令和初日に過去のブログを一新し、


自分だからこそ発信できるコンテンツに絞っていこうと思いました。


かれこれ学生時代のアルバイトを合わせればアパレル業界8年になりますが、


周知のように決して景気のいい業界ではないですね。


もちろん、イケイケガンガンのメーカーもありますが、


製造を営むほとんどの企業が疲弊しているのが実情です。


そのため、私も同い年どころか同世代の方とお仕事をする機会はほとんどありません。


安定や収入を求めるのであれば、わざわざこの業界を選ばないですよね。


しかし、この環境だからこそ業界での知見がある方々とすでにお仕事ができています。


・多数の海外ブランドを仕入れてきたインポーター

・百貨店に一世風靡を巻き起こした商品を作った企画者

・芸能人などが足繁く通うテーラー

・超がつくハイブランドの商品の製造をしてきたメーカー社長

・数々の大手ブランドのディレクションの舵をとるデザイナー

etc..


その方々が20年、30年の間で蓄積してきたノウハウや経験を直に学ぶことができています。


時代背景上、安定などはないものの上記の方々に共通していることは、



「好きなこと」であり、

「大義」があり、

「夢」があることです。



正直、8年も続けながらつい最近まで自分は上記3点を考えて仕事をしていませんでした。


本当に好きなことなのか?

誰かのためになることなのか?

夢といえることなのか?


しかし、昨年末に今までの考え方に訴えかける言葉をかけていただきました。


「君はね、僕たちのようなメーカーを支えてくれるような存在になると思う」

(自慢ぽくなっていますが、伴う結果をまだ残していないので。。)


この言葉で業界8年間で初めて自分の仕事に誇りを持つことができました。


私一人にできること、それはまだあまりにも小さすぎます。


しかし、その小ささも受け入れ、ともにアクションを起こしてくれる工場。



その工場の高い技術と品質を伝えること。

それが私の仕事だと実感しています。



そのためには工場にも、もちろん頑張ってもらわないといけません。

時には叱り叱られる関係にならないといけないと思っています。


しかし、だからこそ自信をもっておすすめできる商品を作ることができます。



低賃金で作られた海外製のものを多くあるなかで、

品質・サービス力で勝てなければ国内メーカーの勝機はありません。



巷で有名なROLANDさんの言葉を借りるなら


「やるか、やらないか」ではなく、

「やるか、やるか」です。



やらなくては生き抜く術がない。

この業界はもうその領域にきていると思います。


これを悲観的に捉えるのではなく、


既存の作るだけの商売からの脱却。


本来工場が持つクリエイティブな発想で

本当の意味でのメーカープロダクトを作ることができる。



そのような発想に共感していただける工場と協力し、

新しい工場の時代を作っていければと思っています。



自分の職種はなんなのか、具体的に答えることはできないし、

社会的に認めれる仕事なのか分かりません。



ただ、少なくとも自分の声に耳を傾けてくれる人がいる。

自分の考え方に賛同してくれる人がいる限り、

しぶとく生き残っていたニホンオオカミのように声を上げ続けます。














Howl Street Japan

I I X U K A



bottom of page